CBTの問題は、5つの選択肢から正しいもの(まれに誤っているもの)を選ぶ形式です。1題の解答時間が1分以内となるよう、選択肢は形式の揃った、あまり長くないものにするように作られています。また、1つの問題は1個のSBOに対応する内容で作成され、複数のSBOにまたがった問題は出題されません。受験学生に共通の問題を出題するのではなく、学生ごとに異なった問題をランダムに出題することになっています。
CBTの問題は、各分野で取り扱われる重要なキーワード、項目についての基本的知識を問うレベルとなっています。学部4年次までに学んだ基礎知識を充分に身につけていれば、特別な準備学習をしなくても正答率70~80%となるような問題を出題することを目安にしています。
問題見本
以下に、五肢択一式の問題の見本を示します。
Q1.ボタン科植物の根を基原とし、葛根湯、小青竜湯、当帰芍薬散、柴胡桂枝湯、大柴胡湯などに用いられる生薬はどれか。
1. 桂皮 | 2. 柴胡 | 3. 芍薬 | 4. 当帰 | 5. 牡丹皮 |
Q2.わが国の2003年の人口構成にもっとも近い図はどれか。
Q3.図はクエン酸および白糖の25℃における吸湿平衡曲線である。両者を質量比1:1で混合した試料の吸湿平衡曲線に最も近いのはどれか。
Q4.視床の位置は1~5のうちのどれか。
Q5.アスピリンの構造式はどれか。