センターの目的・事業

6年制薬学教育では、「臨床に係る実践的な能力を有する薬剤師養成」のためのカリキュラムとして、病院・薬局での各11週間の参加型実務実習と、それに先立つ各大学での実務実習事前学習が課されています。

参加型実務実習において、薬剤師資格を持たない薬学生が調剤業務など諸実務を経験するためには、実務実習を開始する前に一定レベル以上の知識・技能・態度を習得していることを確認する必要があります。薬学生の到達度を評価するための試験が薬学共用試験であり、基本的知識を問う客観試験(CBT)と、医療現場で必要な技能・態度を評価する客観的臨床能力試験(OSCE)の2種類から成り立っています。

薬学共用試験センターは全国薬科大学長・薬学部長会議のもとに設置され、実務実習に参加する薬学生の「質保証」のために全国の薬科大学・薬学部が実施する薬学共用試験を運用・管理することを目的にしています。主な業務は、CBT問題・OSCE課題の作成と管理、試験の実施と採点・データ解析、システム管理などです。

さらに、センターは薬学共用試験の意義を広く社会に周知するための諸事業を行っています。

共用試験センターの事業内容

  1. 薬学系大学における学生の学習到達度を判定するための共用試験の実施及び評価に関する事業
  2. 共用試験全般の管理に関する事業
  3. 共用試験の改善に関する事業
  4. 薬学教育の改善・充実のための啓発・普及に関する事業
  5. その他目的を達成するために必要な事業
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