現在、薬学共用試験の合否判定に関して、誤った情報がインターネット上に存在していることがわかりました。
6年制薬学教育の課程で学んでいる薬学生が医療現場で実務実習を行うためには、各大学がその学生が実務実習を行うことができる資質をもっていることを保証する必要があります。そのために、全国で共用するための公的な試験として薬学共用試験があり、この試験は、全国薬科大学長・薬学部長会議のもとに設置された薬学共用試験センターが実施しています。合否判定は各大学が行いますが、「基準点」に到達していることが条件です。この「基準点」は、全国薬科大学長・薬学部長会議で合意されたものであり、すべての大学は「基準点」以上で合否を判定することが求められています。
すなわち、CBT、OSCEいずれも、合否は厳格かつ公平に判定されています。また、基準点到達者への成績の開示は許可されていません。
受験生の皆さんは、大学からの説明および受験時に配付される資料を十分に理解して、試験に臨んでください。
なお、受験生および各大学が薬学共用試験に関する情報を収集したり、他者が収集したものを閲覧したりすることは不正行為の一つです。遵守事項についても、確認してください。→遵守事項